■ ID | 166 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 揮発性有機化合物の超音波分解に及ばす水溶性有機溶媒の影響 |
■ 著者 | 中村勇兒
環境省環境研修センター 長森正尚 埼玉県環境科学国際センター 唐牛聖文 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2001 |
■ 誌名・巻・号・年 | 日本分析化学会第50年会、平成13年11月25日 |
■ 抄録・要旨 | 埼玉県内の土壌・地下水汚染はトリクロロエチレンを始めとする揮発性有機化合物(VOCs)による事例が多い。これらVOCsにより汚染された地下水等の環境修復技術の開発が急務なため、我々は超音波を用いたVOCs等の分解方法の実用化に向けた基礎的実験に取り組んでいる。VOCs54成分を含む水溶液に対しては、120分間の超音波照射で概ね
100%の分解率の実績がある。
しかし、廃水あるいは廃油中に他の溶媒が混入したり、他の溶媒中にVOCsが含まれる場合が想定されるため、水溶性有機溶媒、メタノール及びアセトンの存在によるVOCs多成分同時分解に及ぼす影響について検討した。その結果、水溶性有機溶媒が約0.4%含まれるだけでも超音波分解に影響を及ぼすことが明らかとなった。特に、アセトンによる影響は大きく、実用化に向けて原因の究明が必要である |
■ キーワード | 揮発性有機化合物、超音波分解、水溶性有機溶媒 |
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